肝臓疾患

C型肝炎:C型肝炎ウイルスに対する治療法はめざましい進歩を遂げ、現在では副作用の少ない内服薬による3ヶ月間の治療で90%以上の確率でウイルスを消失させることが出来るようになりました。過去にインターフェロン等の注射薬で治癒に至らなかった方や80歳以上のご高齢な方でも治療は可能です(肝硬変に至っている方や肝癌の治療歴がある方でも肝機能が保たれていれば治療は可能です)。高額な治療薬ですが国からの助成金制度もあり、安心して治療が受けられます。C型肝炎は放置していると徐々に進行し、肝硬変となり、その後は高い確率で肝細胞癌を発症致します。またC型肝炎ウイルス消失後の方でも発癌するリスクは残りますので、治療後の定期的な経過観察が必要です。当院では肝炎治療導入はもちろんのこと、治療後の経過観察も、血液検査、エコー検査を行いながらきめ細かな診療を行っております。

B型肝炎:B型肝炎ウイルスに感染している方の中には慢性肝炎を発症している方と、肝炎は発症していない健常なキャリアの方がいます。その方の年齢や病状によって治療法が異なりますので、ウイルスの状態や肝臓の状態を調べてから治療法を選択致します。慢性肝炎の方の基本的な治療はC型肝炎同様に内服薬による治療です。しかしC型肝炎ウイルスと違い、B型肝炎ウイルスがきれいに排除される可能性は低く、抗ウイルス薬の内服を継続して頂きながら経過観察することが必要です。また健常なキャリアの方でも肝炎発症や発癌のリスクがありますので、定期的な血液、エコー検査が必要となります。B型肝炎治療薬に対しても国からの助成金により費用負担を軽減することが可能です。またB型肝炎ウイルスはワクチン接種により感染を防ぐことが可能です。当院ではワクチン接種も可能です。(ワクチンは予約制ですので、ご希望の方は一度クリニックにご連絡ください)

肝硬変:ウイルスやその他の原因で肝硬変となった患者さんは、さまざまな合併症のために日常生活に支障を来す場合があります(腹水、肝性脳症、慢性掻痒症など)。対症療法として新しい利尿薬、脳症改善薬や掻痒症治療薬などにより症状の改善や病状進行の抑制が期待されます。当院では病状によっては慢性肝疾患の身体障害者手帳の申請が可能です。治療費用負担の軽減が望めますので、ご相談ください。

 阿南 章 医師
 経歴
  平成7年 福岡大学医学部卒業
    同年 福岡大学旧第一内科入局
 平成11年 福岡赤十字病院 肝臓内科
 平成14年 福岡大学第三内科(現消化器内科)大学院
 平成16年 米国メイヨークリニックDivision of Gastroenterology  
          and Hepatology リサーチフェロー
 平成19年 福岡大学消化器内科 助教
 平成22年  同 講師
 平成29年 4月~椎田クリニック


  評議員:肝臓学会西部会評議員、消化器病学会九州支部評議員
 
  専門医:総合内科専門医、肝臓専門医、消化器病専門医

 所属学会:日本内科学会、日本消化器病学会、日本肝臓学会
       日本消化器内視鏡学会、日本超音波医学会、米国内科学会

**当院は肝臓がん検診精密検査実施医療機関です**             

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